先日購入したノートPC「アルタイル VH-AD」であるが、ディスク容量が32GBと非常に貧弱だったので、128GBのSSDを増設した。入れたのは、動作検証済みのおすすめSSDとして紹介されていたSanDiskのZ400s(128G)である。約5,000円也。
Z400sはビジネス用途向けをうたうSSDで、低消費電力と高い信頼性が売りの製品で、保証期間も5年間と一般向けの3年より長くなっている。
連続読み出しと書き込みは、最大546MB/秒と342MB/秒と高性能!
「アルタイル VH-AD」は、増設用マウンタが付属しているので、そこにはめ込み、付属のネジをとめるだけ。
あとは、「アルタイル VH-AD」の増設用マウンタが入っていたところに、そのまま戻すだけ。
SSDは、外付けHDDやUSBメモリと違ってフォーマットしないと、SSDがドライブとして認識されないので、フォーマットしてやる必要がある。フォーマットするときに、MBRとGPTのどちらを使うかと聞かれる。
・MBR(マスターブートレコード)
・GPT(GUIDパーティションテーブル)
MBRは、昔ある規格で、容量が2TBまでディスク管理ができ、GPTは、新しい規格で、2TB以上のディスクを起動ドライブとして利用できる。
GPT(GUIDパーティションテーブル)にすると、Windows7(64bit)はOKだが、Windows7(32bit)は、起動ディスクにはできないようである。たぶんそのような理由で、以下のサイトなどでは、MBR(マスターブートレコード)でフォーマットしようと書かれているサイトもある。
SSD換装で快適に!Windows7でフォーマットする3つのポイント
今回は、32GBのHDDに入っているWindows10を128GBのSSDにクローンして動かすため、GPTで問題ないので、GPTでフォーマットした。
HDDからSSDへのOS丸ごとのクローンだが、今回は、「 Easeus Todo Backup 8.2 」というツールを利用した。
HDD / SSD の C ドライブ(システムドライブ)をOS丸ごとコピー/クローンできるフリーソフト「 Easeus Todo Backup 8.2 」の使い方解説!
上記のサイトを参考にして実行したが、10分程度で完了し、とても簡単。
あとは、BIOS設定で、起動ディスクをHDDからSSDへ変更すればOK。やり方は以下のとおり。
起動後に、F2ボタンでBIOS画面へ入り、Bootタブにて「UEFI Hard Disk Drive BBS Priorities」を選択する。
Boot Option #1 にて「Windows Boot Manager (P0: SanDisk SD8SBAT128G1122)」を選択する。デフォルトでは、「Windows Boot Manager」となっており、こちらは、32GBのHDDの方である。
前の画面に戻って、Boot Option PrioritiesのBoot Option #1にて「Windows Boot Manager (P0: SanDisk SD8SBAT128G1122)」を選択し、「Save & Exit」にて再起動すれば、起動ディスクがHDDからSSDへ切り替わった。
クローンしたWindows10も問題なく稼動している。
OK!
ちなみに、クローンしたWindows10ではなく、古いバージョンのWindowsや他のOSをインストールする場合は、BIOSにてSecure Bootを無効化してやる必要や「Launch CSM」を有効化して、UEFIドライバを持たないデバイスとの互換性を高める必要があったりするので注意が必要。昔はなかったが、最近のマシンは、BIOSの新規格であるUEFI環境になっており、「Secure Boot」がデフォルトで有効になっている。「Secure Boot」に未対応なOSの場合、OS自体が作動しなくなる場合がほとんどである。CSM(Compatibility Support Module)はUEFIブートをサポートしていない32bitOSやLinuxなどの為にあるようである。ちなみに、「Secure Boot」は、Windows8から実装されている。
これ以外にも、購入したマシンによっては、出荷OSに特別な設定がある場合もあり、その場合は、BIOSにて「Launch CSM」を有効にして、「Secure Boot Control」を無効にしないと、USBキーからBootできないケースもある。
トラブルシューティング時には、Windows8から実装されたFastBootなども含め、色々と以前のOSの時と違うノウハウが必要になってきた。。。