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「づ」のローマ字表記は、「ZU」か?「DU」か?

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名前に「づ」が含まれるので、たまに間違われたり、聞かれたりするのが、ローマ字表記である。内容は、「づ」のローマ字表記はどうなるの?というものであるが、ローマ字には3つの方式がある。

 1.訓令式
 2.ヘボン式
 3.日本式

一般的には、法令によって「訓令式」を利用することが定められているが、特殊な事情がある場合は、「ヘボン式」や「日本式」を利用してもよいと定められている。特殊な事情の例を出すと、パスポートは、旅券法施行規則第五条第2項「旅券の記載事項」によって「ヘボン式ローマ字」を使って表記することが定められている。また道路標識や鉄道標識も「ヘボン式」となっている。

では、それぞれの方式で「づ」はどのように表記するかというと、以下の通りである。

 1.訓令式(ZU)
 2.ヘボン式(ZU)
 3.日本式(DU)

つまり、「づ」は一般的には「ZU」と表記し、パスポートや道路標識、鉄道標識においても「ZU」と表記されるが、特殊な事情がある場合のみ「DU」を使うことも許されている。

なので、正式書類に名前をローマ字で記入したり、パスポートの表記を記入する際には「ZU」を利用している。実際、パスポートも「ZU」となっている。舞鶴(まいづる)は「MAIZURU」だし、「会津(あいづ)」は「AIZU」である。

こういう事情を知らない人に、たまに書類に「づ」と書いているにも関わらず、パスポートの表記を確認されて「ず」に変更されたりしたこともある。(勝手に人の名前を変えるなよと思う)

日本式は、日本の古典文学をローマ字書きで表記する際に使われたりするようである。日本式は、ワープロ式とも呼ばれ、コンピュータでローマ字入力で日本語を打ち込む際の方法に基づいている。この日本式は電子メールやその他の非公式な場面では便利だが、一般的には正式採用されておらず、学術論文にも不向きとされている。

ヘボン式ローマ字 | 神奈川県パスポートセンター魚拓

zu_du


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