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遅読家のための読書術 –印南 敦史 (書評・レビュー・感想)

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はじめに なぜ「1ページ5分」の遅読家が年700本の書評家になれたのか?

第1章 なぜ読むのが遅いのか? ─ フロー・リーディングの考え方
・遅読家に共通するたった1つの「思い込み」
・「100%を写しとる」から「1%にめぐり合う」へ
・「音楽を聴く」ように「本が読める」ようになる

第2章 なぜ読む時間がないのか? ─ 月20冊の読書習慣をつくる方法
・充実した多読生活は「9対1の法則」がカギ
・「1日に1冊」読み切ると、はるかに深く理解できる
・「夜の読書」は習慣化しづらい

第3章 なぜ読んでも忘れるのか? ─ 読書体験をストックする極意
・なぜ「書きながら」だと、速く・深く読めるのか?
・本の魅力だけを抽出する「1ライン・サンプリング」
・重要箇所がよみがえる「1ライン・レビュー」

第4章 流し読みにもルールがある ─ 要点を逃さない「サーチ読書法」
・スラスラ読める人は本の「どこ」を見ているか?
・得たい情報だけが流れ込む! 「キーワード・サーチ読書法」
・「線引き読書」はおすすめしない

第5章 本とどう出会い、どう別れるか? ─ 700冊の選書・管理術
・「1週間選書術」で「1日1冊」があたり前に
・「読みたい本だけ」だと読書はマンネリ化する
・ガンコな積ん読を解消! 書棚の「フロー管理術」

終章 多読家になって見えてきたこと
・本なんか読まなくてもいい! だから「読書生活」は楽しい
・「教養のために読書」? そんなのつまらない!

おわりに 10年後には「7000冊の世界」が待っている

書評・レビュー・感想

なかなかの良書だと思う。

個人的にすでに実践できていることも含めて、本との取組みについて再考するきっかけとなった。

本書のポイントは、大きく以下の3つだろう

 1.読書の価値は1%に出会うこと!←印象的なことが1つでも残ったら、その読書は成功
 2.速く読める本9割、速く読んでも意味がない本1割でいこう
 3.本の読み方も管理も「ストック」から「フロー」へ

とても納得できるし、とても有益な知見だと思う。
個人的にすでに実践できていて、これからも続けていこうと思っているのが、

 1.A4用紙に本1冊分のハイライト集をつくる→書評をブログへUP
 2.本は書棚で管理せず、買ったらどんどん売っていく
 3.心が貧しくなるので、たまには「小説」も読む

こんな感じである。

もし自分のことを「本を読むのが遅い」と思っているならぜひ本書を読んでみて、考え方を変えてほしいと思う。


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