大人の男女にとって最大のリスクは「結婚相手」である。実際の結婚と離婚でどう金が動くのか、世間には驚くほど正確な情報が伝わっていない。知っているはずの弁護士も建前しか話さないのだ。しかし、結婚相手選びは株式投資と同じ。夫婦は、ゼロサムゲーム=お互い食うか食われるかの関係にある。そんな身もフタもない男女のマネーゲームの真相と、適切な結婚相手の選び方を、具体的なケースをもとに解き明かす。
書評・レビュー・感想
金融商品の取引としての結婚について述べられている。
結論としては、結婚とは所得連動型の債券としているが、まあその通りなのだろう。
結婚する上では、ストックよりフローを見ろと述べられている。
それは、親の金は結婚によって影響を受けないので、婚姻費用や財産分与といった結婚による権利が発生しないからである。法律を見る限り、ボンボンとの結婚は意外とおいしくない。本人が昔稼いだ金に関しては、結婚では動かないということを理解すると、若い頃に大きな金額を稼いで、そろそろ引退しようと考えているスポーツ選手と結婚しても儲からないことがわかるとのことw
男性側からすれば、いいところのお嬢さんは危険とのこと。
そう考えると、離婚裁判は、成金男には厳しく、元々お金を持っていた伝統的な金持ちには甘い。なかなか厳しいなあ。
少子化も含めて、日本の結婚制度が時代遅れになっている。
法律をもっと流動的に変えていかないといけない時代になっているが、なかなか難しいのが現状。
やはり、個人でなんとか生き延びていくほかにないのだろう。