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実家のかたづけ はじめました。 –堀口 祐子(書評・レビュー・感想)

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実家のかたづけ経験者でもある、お片づけアドバイザー北條貴美子氏による、子の意見を押し付けない、親の立場にたった「思いやり」のあるかたづけを提案。

書評・レビュー・感想

本編は著者みずからが実際に実家のかたづけに着手するところから始まる。そこにあるのは何十年もの年月を重ねた、もはや使えなくなった大量のものたち。しかし、親たちはいわゆる「捨てられない」世代。旅館でもらった歯ブラシ1本たりとも捨てようとしない。「捨て魔」でもある著者と両親との、壮絶なかたづけが始まった……。
実家を出た人で、親が高齢になってきている人は一度は考えたことがあるに違いない!それが実家の片付けである。やりたいが、なかなか面倒で、重い腰があがらない。ほとんどの人に共通したものではないだろうか。
本書は、そんな多くの人と同じ思いを抱いている女性が実家の片付けをしていくさまをエッセイ風にまとめたものである。お片づけアドバイザーが監修しているので、ちょっとした片づけアドバイスも乗っており、結構実践的である。
思い出の品やアルバムなど捨てるに捨てられないものは、一箇所に集めて、落ち着いたら見返すという方法はいいなあと思った。古いタンスなどに思い出を詰め込んで、思い出タンスとするのもいいかも。
本書を読んで一番痛感したのは、片付けは、準備(計画)が大切ということ!これは大事!!
もし、実家の片付けをすることになったら実践したいと思ったのは以下のこと。
 ・服装(てぬぐい、軍手、マスク、タオル、手提げ、厚手の靴下)
 ・ごみ袋(10枚入り、10セットはほしい)
 ・油性ペン(名札を作ったり、ダンボールに内容物を書いたり)
 ・カメラ(片付けるものの証拠写真や思い出を)
 ・クリーナー(1人1個づつ、アルカリ電解水)
 ・お茶(ほこりが入らないペットボトルでこまめに水分補給)
 ・ボロ布(使い捨て感覚で大量に)
ちょっとした片づけテクニックで参考にしたいと思ったのが、
 ・地域のごみルールやゴミだし日、時間などをしっかり把握し、スケジュールに入れる
 ・まずは集積所をつくる
 ・全部出し(定番、効率がよい、さまざまなメリットがある)
 ・仕分け(使うもの、今は使わないもの、思い出の品、処分するもの)
 ・今は使わないものは、定期的に見直す(見直す目処をつける半年後や1年後など)
などである。
before、afterの写真なども載っていて面白く読める。
いつかは、実家の片付けをしたい!と思っているなら一読をお勧めしたい!


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